「もっと成長したい」と思うことがあります。
仕事でもっと筋道立てて考えられるようになりたい。
勉強や読書もしたい。
健康のために運動したいし、睡眠も整えたい。
お金の使い方や、家の中のことも改善したい。
世の中には、「やった方がいい」と言われることがたくさんあります。
問題は、どれもそれなりに正しそうに見えることです。
全部できれば理想的かもしれません。
でも、仕事も生活もある中で、すべてを同時に改善するのは現実的ではありません。
そもそも私は、
今の自分には何が足りていて、何が足りていないのか。
ここから考えた方がいいのではないかと思うようになりました。
この記事では、「おすすめの習慣」を探す前に、
理想の自分 → 今の自分 → その差
という順番で、自分に必要なスキルや習慣を整理してみます。
「良さそうだから始める」では、自分に必要かはわからない
自分が身につけたいことを考えてみると、かなりたくさん出てきました。
少し整理すると、こんな感じです。
- 仕事・学習:ロジカルシンキング、仕事の効率化、読書、勉強、ブログ
- 睡眠・運動:早寝早起き、7時間半の睡眠、運動
- 食生活:野菜や肉をしっかり食べる、水分を取る、油物を控える
- お金:節約、無駄な支出を減らす
- 家事・環境:片付け、不要なものを捨てる、掃除、食器洗い
- 行動・対人:後回しにせず手をつける、大きな声で話す、元気に挨拶する
- 内省・経験:日記、瞑想、普段行かない場所へ行く
こうして整理すると、ほとんど生活全般です。
どれも悪いものではありません。
むしろ全部できれば、今よりかなり良い生活になりそうです。
だからこそ厄介です。
早起きが良いと聞けば、早起きしたくなる。
読書が良いと聞けば、本を読みたくなる。
仕事でうまくいかないことがあれば、ロジカルシンキングを勉強した方がいい気がしてくる。
新しい方法を知るたびに、今やっていることより、そちらの方が重要に見えてきます。
でも、
世の中で良いとされていることと、今の自分に必要なことは同じとは限りません。
そこで、順番を逆にしてみることにしました。
何を始めるかを考える前に、まず自分に何が足りないのかを考える。
そのために、
理想像と現在地の差を見る
という考え方を使ってみます。
STEP1 まず「理想の自分」をざっくり考える
最初に考えるのは、「どうなりたいか」です。
ただ、いきなり、
「あなたの理想の人生は?」
と聞かれても、私はなかなか答えられません。
「仕事のできる人になりたい」
「健康でいたい」
「充実した生活を送りたい」
くらいなら出てきますが、これでは具体的な行動にはつながりません。
そこで、一つの完成された理想像を作ろうとせず、いくつかの領域に分けて考えてみます。
たとえば、
- 仕事
- 健康
- お金
- 暮らし
- 人との関わり
といった分け方です。
そのうえで、それぞれについて、
「今よりどうなっていたら、自分としては良い状態だろう」
と考えてみます。
たとえば仕事なら、
- 会議で聞かれたことに筋道立てて答えられる
- 何から手をつけるべきか、自分で整理できる
健康なら、
- 無理なく定期的に運動している
- 十分な睡眠時間を確保できている
お金なら、
- なんとなく使うのではなく、自分が納得できる使い方をしている
このくらいの解像度で十分だと思います。
ここで重要なのは、完璧な理想像を作ろうとしないことです。
「自分は将来どんな人間でありたいのか」を本気で定義しようとすれば、それだけでもかなり大きなテーマになります。
今回はあくまで、
今の自分が、次にどこを改善するか考えるための仮の理想像
として扱います。
STEP2 今の自分がどこにいるかを見る
次に、理想に対して今の自分がどこにいるのかを考えます。
ここで難しいのが、自分のことを自分で評価することです。
たとえば、仕事でうまくいかない日があります。
そんな日は、
「自分にはロジカルシンキングが足りない」
「運動している場合ではなく、仕事の勉強をした方がいいのでは」
と思うことがあります。
でも、その日の失敗で強くそう感じっているだけなのか、それとも以前から何度も同じところで困っているのかでは意味が違います。
現在地を見るときは、次のような材料を使った方がよさそうです。
- 自分の実感:繰り返し困っていること、逆に問題なくできていること
- 周囲からの情報:上司や同僚から繰り返し言われること
- 客観的な材料:仕事の結果、数字、生活の記録など
完全に客観的になることはできません。
それでも、
「今日うまくいかなかったから、これは自分の弱点だ」
と決めるより、
「以前から同じところで何度も困っているか」
を見る方が、現在地を少し冷静に捉えられると思います。
STEP3 理想と現在地の「差」を見る
理想と現在地がなんとなく見えてきたら、その間にある差を考えます。
たとえば、こんな形です。
| 理想 | 現在地 | 埋めたい差 |
|---|---|---|
| 筋道立てて説明できる | 話しながら論点が散らかることがある | 論理的に整理する力 |
| お金を納得して使う | なんとなく買うことがある | お金の使い方を把握する習慣 |
| 定期的に運動する | 運動する機会が少ない | 運動習慣 |
| 十分な睡眠を取る | 寝る時間が遅くなる | 睡眠習慣 |
こうして見ると、
「読書した方がいいらしいから読書する」
ではなく、
「自分にはこの部分が足りない。その差を埋めるには何が必要だろう」
という考え方に変わります。
ここは、かなり大きな違いだと思っています。
読書も勉強も運動も、それ自体が目的とは限りません。
自分の理想と現在地の間にある何かを埋めるための手段です。
たとえば、仕事で考えを整理する力が足りないのであれば、本を読むことが必要かもしれません。
でも、実際の仕事で考えを紙に書き出す練習をした方が効果的かもしれません。
「良い習慣」をそのまま生活に追加するのではなく、自分の不足から逆算するわけです。
STEP4 見つかった差を、具体的な改善候補に変える
最後に、見つかった差を、実際に改善できる形まで少し具体化します。
たとえば、
「考えを整理するのが苦手」
という差が見つかったなら、
- ロジカルシンキングを学ぶ
- 仕事を始める前に論点を書き出す
- 結論と理由を分けて話す練習をする
といった候補が考えられます。
お金の使い方が課題なら、
- 支出を記録する
- 買ったものを定期的に振り返る
といった行動が候補になります。
健康であれば、
- 運動
- 睡眠
- 食生活
など、いくつかの方向から改善できるかもしれません。
ここで初めて、
自分がこれから身につけたいスキルや習慣の候補
が見えてきます。
「もっと成長したい」という漠然とした気持ちが、
「自分はここを改善したい」
という具体的なテーマに変われば、まずは十分だと思います。
まとめ|「何をやるか」の前に「何が足りないか」を考える
もっと成長したいと思ったとき、私はすぐに新しい方法や習慣を探してしまいがちです。
でも、世の中で良いと言われていることをそのまま取り入れても、それが今の自分に必要とは限りません。
そこで今回は、
理想像を考える
↓
現在地を見る
↓
その差を見つける
↓
改善候補に変える
という順番で考えてみました。
理想像も自己評価も、最初から完璧である必要はありません。
まずは、
「今よりどうなっていたいか」
と、
「今は実際どうなのか」
を比べてみる。
それだけでも、「良さそうだからやる」から、「自分にはこれが必要だからやる」に少し変わります。
実際に書き出してみると、思っていた以上に改善したいことが見つかるかもしれません。
まずは、自分に必要そうなものが見えてきただけでも一歩前進です。
身につけたいことがいくつも出てきて迷ったときは、何から始めるか、優先順位を考えた記事も参考にしてみてください。


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