1日1捨てを始めて、昨日で55日になりました。
続ける中で気づいたのは、断捨離では「捨てること」自体が目的になりやすいということです。
最近、電動自転車を手放そうとしましたが、使う場面を振り返り、今回は「捨てない」と判断しました。
この記事では、この経験をもとに、捨てるか残すか迷ったときに確認したい5つの判断基準を整理します。
「減らすこと」を目的にせず、自分の暮らしに本当に必要かを考えたい人の参考になればと思います。
1日1捨てを始めた経緯については、こちらの記事にまとめています。
関連記事:断捨離してもリバウンドする人へ|「1日1捨て」を21日続けてみた
「あるのが当たり前」を疑って、自転車を手放そうと思った
自宅には電動自転車があります。
今使っているのは主に私ですが、以前から少し気になるところがありました。
まず、重い。
漕ぎ始めのアシストにも少し違和感があります。
さらに、自宅周辺には大きな坂がありません。
駐輪スペースも狭く、自転車があることで圧迫感があります。
普段の買い物なら徒歩でも行けますし、歩けば運動にもなります。
こうして並べてみると、
「なくてもいいのでは?」
と思えてきました。
1日1捨てを続ける中で、以前よりも「あるのが当たり前」を疑うようになっています。
自転車についても、最初から必要な物だと決めつけず、
「そもそも、今の自分に必要なのか」
と考えられたこと自体は、断捨離を続けてきた良い変化だと思っています。
気づけば「捨てる理由」ばかり探していた
ただ、考えているうちに少し違和感が出てきました。
重い。
場所を取る。
坂道もない。
徒歩でも行ける。
気づけば、自転車を手放す理由ばかり集めていました。
「捨てるか残すか」を考えているつもりだったのに、先に「捨てる」と決めて、その結論を正当化する材料を探していたのかもしれません。
以前なら、
「まだ使えるから」
「いつか使うかもしれないから」
と、残す理由を探していました。
今度は反対に、捨てる理由を探している。
方向が変わっただけで、結論を先に決めている点では同じです。
そこで一度、自転車を実際に使っている場面も振り返ってみました。
使用頻度が低くても、必要な場面はあった
普段の買い物なら、徒歩でもそれほど困りません。
でも、飲み物など重い物をまとめて買うときには、自転車があると助かります。
もう一つ大きいのが、急いでいるときです。
短時間で買い物を済ませたいとき、徒歩と自転車ではやはり違います。
毎日のように使っているわけではありません。
それでも、必要になる場面では代わりが利きにくい。
ここで、
「使用頻度が低い=不要」
とは限らないことに気づきました。
捨てるか迷ったときに確認したい5つのこと
今回の自転車の件から、捨てるか残すか迷ったときには、次の5つを考えることにしました。
1.最近、実際に使ったか
まずは感覚ではなく、使用実績を見ます。
ただし、「最近使っていない」だけで即処分とはしません。
使用頻度は判断材料の一つに留めます。
2.頻度は低くても、必要性が高い場面はあるか
毎日は使わなくても、特定の場面でかなり役立つ物があります。
今回の自転車なら、重い物を買うときや、急いでいるときです。
使った回数だけでなく、
「必要になったとき、どれくらい役立つか」
も考えます。
3.なくなったら、何で代用するか
「なくても何とかなる」ではなく、
何で何とかするのか
まで考えます。
徒歩なのか。
公共交通機関なのか。
レンタルなのか。
あるいは、結局また同じような物を買い直すのか。
捨てた後の生活を具体的に想像すると、必要性を判断しやすくなります。
4.持つ負担と、なくなる不便のどちらが大きいか
今回なら、持ち続ける負担は、
- 場所を取る
- 重い
- 駐輪するときに少しストレスがある
ことです。
一方、持っているメリットは、
- 移動時間を短くできる
- 重い荷物を運べる
- 急いでいるときに使える
こと。
「邪魔だから捨てる」「便利だから残す」と一方向だけで考えず、両方を並べてみます。
5.今、結論を出す必要があるか
選択肢は、
「捨てる」
「残す」
だけではありません。
保留する
こともできます。
今回も「この先ずっと持ち続ける」と決めたわけではありません。
結論は、
「今は捨てない」
です。
大量に捨てると、「捨てること」が成果になりやすいのではないか
Threadsで断捨離の投稿を見ていると、連休や年末年始などに一気に片づけて、大量に物を捨てたという投稿をよく見かけます。
たくさん捨てれば、部屋は一気にすっきりします。
目に見えて変化するので、達成感も大きいと思います。
一方で、その後また物が増えてしまった、という話を見かけることもあります。
もちろん、一気に片づける方法そのものが悪いとは思いません。
まとまった時間を使って一気に進める方が合う人もいると思います。
ただ、短時間に大量の判断をしていると、途中から、
「この物は今の自分に必要か」
ではなく、
「今日はどれだけ捨てられるか」
に意識が移ることもあるのではないか、と感じています。
勢いは、物を手放す背中を押してくれます。
でも、その勢いが強すぎると、いつの間にか「減らすこと」がゴールになる可能性もあります。
1日1捨ても、同じ罠に入るかもしれない
これは、一気に大量の物を捨てる人だけの話ではありません。
私が55日続けている1日1捨ても同じです。
「毎日1つ捨てる」というルールが強くなりすぎれば、
「今日は何でもいいから1つ捨てなければ」
になりかねません。
そうなると、
捨てる物を探す。
捨てる理由を探す。
捨てた数に満足する。
一気に100個捨てる場合でも、毎日1個捨てる場合でも、数そのものがゴールになれば、手段と目的は逆転します。
今回、自転車を手放す理由ばかり探していた自分にも、その兆候が少しあったのだと思います。
断捨離は「捨てる競技」ではない
そもそも、私は何のために物を減らしているのか。
家を管理しやすくしたい。
使っていない物に場所を取られたくない。
自分が何を持っているか把握したい。
買い物や判断の癖も見直したい。
そんな理由があります。
なら、今の生活に役立っている物まで、数を減らすために手放す必要はありません。
以前、物の適正量について考えたときにも、**「収納できる量」ではなく「自分の目が届く量」**を一つの基準にしました。
関連記事:物の適正量とは?「収納できる量」より「目が届く量」で考える
断捨離の成果を「何個捨てたか」だけで測るのではなく、
今の暮らしに必要な物と、そうでない物を自分で判断できたか
で考えた方が、私には合っている気がします。
「捨てなかった物」も、断捨離の記録になる
これまで私は、捨てた物を1日1捨てとして記録してきました。
でも今回、自転車について考えてみて、
捨てようと思ったけれど、考えて残した物
にも記録する価値があると感じました。
なぜ捨てようと思ったのか。
なぜ残したのか。
そこにも、自分の価値観や判断基準が出ています。
以前、捨てた物から買い物や判断の癖を振り返る記事を書きました。
関連記事:断捨離で自己分析|捨てた物から「買い物と判断の癖」を見つける方法
今後は、捨てた物だけでなく、考えた結果残した物にも目を向けてみようと思います。
電動自転車は「いったん保留」
今回、自転車は捨てないことにしました。
ただし、ずっと持ち続けると決めたわけではありません。
今後、本当に使わなくなるかもしれません。
置き場所の負担がもっと大きくなるかもしれません。
電動ではなく、もっと軽い自転車に買い替える方が自分に合う可能性もあります。
生活が変われば、判断も変えていい。
今の結論は、
「いったん保留」
です。
この判断については、Threadsにもそのまま記録しました。
Threadsで1日1捨ての実践記録を見る
まとめ|減らすことではなく、選び直すこと
断捨離を続けていると、捨てた数が増えることに達成感があります。
でも、捨てることそのものが目的になったら、本来やりたかったことから少しずれてしまいます。
今回、自転車を手放すか考えたことで、
捨てないという判断も、断捨離の一部
なのだと思うようになりました。
大切なのは、物を減らすことではなく、
今の自分の暮らしに必要なのかを、一つずつ選び直すこと。
私が1日1捨てで続けたいのも、数を減らすことより、こうして一つずつ物と対話することなのかもしれません。
捨てるか迷ったら、無理に今日決めなくてもいい。
考えた結果、
「今は残す」
と決めるのも、一つの答えだと思います。


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