前回の記事では、ChatGPTとの対話を通じて自己探求を始めた話を書きました。
いざ自分を深掘りしようとしても、何から考えればいいのか分かりません。
そこで最初は、「好きなこと」から考えようとしたのですが、思ったよりうまくいきませんでした。
私は好きなことが分からないわけではなかった
自己探求というと、「好きなことを見つけよう」という話をよく見かけます。
しかし私の場合、好きなことが分からないわけではありませんでした。
読書も好きです。
ブログも楽しいです。
ピアノにも挑戦してみたいと思っています。
ジョギングも時々しています。
経営やマーケティングにも興味があります。
自己探求そのものも面白いです。
むしろ、興味のあることはたくさんあります。
問題は、全部はできないことだった
好きなことがたくさんあると、別の問題が出てきます。
時間が足りません。
お金も足りません。
体力も足りません。
結局、全部はできないのです。
だから私にとっては、
「何が好きか」
よりも、
「何を優先するべきか」
の方が大きな問題でした。
好きなことだけでは優先順位が決まらない
例えば、
ブログもやりたい。
読書もしたい。
ピアノにも挑戦してみたい。
ジョギングの距離も伸ばしたい。
経営やマーケティングについても学びたい。
どれも魅力的です。
どれも完全には捨てたくありません。
でも、好きという理由だけでは、優先順位は決まりません。
そこで私は、別の方向から考えてみることにしました。

嫌なことなら、すぐに答えられた
不思議なことに、好きなことを考えるより、嫌なことを考える方が簡単でした。
探し物が多い環境は嫌いです。
高圧的な人も苦手です。
時間をムダにすることも嫌いです。
やりたくないことを我慢し続けるのも嫌です。
好きなことはたくさんあるのに、嫌なことはもっとはっきりしていました。
ChatGPTに聞かれて、考え始めた
ChatGPTとの対話の中で、
「嫌いなことや、苦手なものはありますか?」
と聞かれたことがありました。
その質問をきっかけに、私は考え始めました。
嫌だと思うことをそのまま並べるだけではなく、
「なぜそれが嫌なのか」
を少しずつ掘り下げていったのです。
すると、単なる好き嫌いだと思っていたものの奥に、自分の欲求や価値観が隠れていることに気づき始めました。
イライラの裏には欲求がある
例えば、探し物が嫌だとします。
なぜ嫌なのかを考えると、
・集中が途切れるから
・効率が落ちるから
・時間がかかるし、疲れるから
つまり、私が嫌なのは「探し物そのもの」ではなく、
集中が切れたり、効率が落ちたりすることだったのかもしれません。
同じように、高圧的な人が苦手だとします。
なぜ苦手なのかを考えると、
・萎縮してしまうから
・意見が出なくなるから
・良いアイデアが埋もれてしまうから
私は、自分もアイデアを出したいし、他の人のアイデアも大切だと思っています。
ふと、子供の頃は、発明家になりたかったことも思い出しました。
だからこそ、意見を出しやすい雰囲気や、心理的に安全な場が重要だと感じるのだと思います。
ミニマリストという言葉の解像度が低かった
この掘り下げをしていて、特に印象的だったのが片づけに対する考え方です。
私は長い間、自分はミニマリスト志向なのだと思っていました。
ただ、今振り返ると、ミニマリストという言葉の理解自体が少し曖昧だった気がします。
物を減らしたい。
スッキリした部屋が好き。
そうした感覚を、ひとまとめにしてミニマリストだと思っていたのです。
でも、掘り下げてみると、私が強く惹かれていたのは、ミニマリストの人が実現していることの中でも、特に効率の良さに関わる部分でした。
探し物が減ること。
判断回数が減ること。
集中力が削られにくいこと。
つまり私は、ミニマリズムという広い概念に惹かれていたというより、
その結果として得られる効率の良さや、認知負荷の少なさを求めていたのです。
そこで初めて、自分はミニマリストというより、効率化志向なのかもしれないと気づきました。

イライラは自己理解のヒントになる
もちろん、イライラした出来事のうち、自分の考えがすべて正しいわけではありません。
ただ、感情が動くということは、そこに自分にとっての大切なものが隠れているのだと思います。
だから私は、イライラを単なるストレスとして片づけるのではなく、自己理解のヒントとして見るようになりました。
好きなことを考えても答えが出ないとき、
まずは嫌なことから考えてみる。
それだけでも、自分について新しい発見があるかもしれません。
そして、いくつかのイライラの掘り下げると、表面的なストレスの種類は違っていても、
根っこの部分は、けっこう同じだったりします。
やってみませんか
最近イライラしたことを3つ書き出してみてください。
小さなことでも構いません。
そして、それぞれについて
「なぜ嫌だったのか?」
を3回繰り返してみてください。
例えば、
会議が長かった。
↓
なぜ嫌だった?
↓
時間がもったいない。
↓
なぜ?
↓
他にやりたいことがあった。
↓
なぜ?
↓
自分の時間を大切にしたい。
このように掘り下げていくと、出来事の奥にある欲求や価値観が見えてくるかもしれません。
もちろんもっと掘り下げてもいいですが、まずは3回掘り下げるだけでも、少し見え方が変わりませんか?
一人で考えるのが難しければ、ChatGPTに整理を手伝ってもらうのがおすすめです。
次回の予告
イライラだけではありません。
不安や不満の中にも、自分の欲求を知るヒントが隠れています。
次回は、
「不安や不満から欲求を見つける方法」
について考えてみたいと思います。


コメント